大蔵省の職員として埼玉や群馬の税務署に勤務していた私の祖父が1951年(昭和26年)に独立し、地元である埼玉県行田市に税理士事務所を開設して以来70年が経過いたしました。
この間、私たちは税務会計の専門家として高い職業倫理のもとに、地場産業である足袋や酒蔵などの伝統ある老舗企業をはじめ、さまざまなジャンルのお客さまが抱えておられる悩みに親身に寄り添い適切なサポートを行うことで、お客さまならびに地域の皆様からの信頼を得るとともに、最適なパートナーとなれるよう歩み続けてまいりました。
昭和から平成、令和と時代が変わるにつれ、経済環境はもちろん、税務会計の制度もますます複雑化・多様化の一途を辿っています。また、目まぐるしいICT(情報通信)の技術進化を犬の成長になぞらえてドッグイヤーと呼ぶように、税理士業界も大きく変化し、税制度の改変に即応してお客さまに最適なご提案を行うには不断の研鑽が欠かせません。
創立70周年を機に、税理士法人大久保会計の3代目を私、大久保栄吾が引き継ぐことになりました。2代目所長を務めてきた父・毅が会長に、弟・秀彦が副所長および熊谷営業所所長を務める新体制に移行いたします。これからも当税理士法人が積み重ねてきた豊富な実績をもとに、お客さまからのさまざまなご依頼に対し、解決までのスムーズなプロセスをわかりやすく丁寧にご提案し、お客さまの明るい未来のために尽力していく所存です。
よい専門家とは、一つの選択肢を押し付けるのではなく、お客さまの状況に即していろいろな選択肢を提供し、それぞれのメリット・デメリットをきちんと説明できる人のことだと思っています。
当事務所は、お客さまのあらゆる要望に対応できる総合事務所としてあり続けるよう、スタッフ一同これまで以上に研鑚に努めてまいります。どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。